スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(せ)カリスマ伝説 二

兎仙人の現場での研修は、案外楽しいものだった。
思えば、私が一番創意工夫して仕事に取り組んでいたのはこのときだったかもしれない。
これも社会人なりたてやる気増幅効果のおかげである。
しかし唯一の難点として、一緒に研修を受けていた同期、tomoくんの存在があった。

この男、とにかく飲み込みが悪く、基礎の基礎すらまともに覚えられない。
いや、覚える気がないという方が正しいだろう。
まだ入社して3ヶ月も経っていないのに、やれこんなはずじゃなかっただの学生に戻りたいだの、
現状の生活に対する不満ばかりブツブツと呟いている。
そもそもそんな意識と能力では、凡そこれ以上の生活など望めないと思うのだが…。
しかもそれを兎仙人がいない、私と2人のときに言うのだ。
まさか同期に気を遣って疲れる羽目にはるとは思ってもみなかった。

ある雨の日のことである。とりあえず何かしらの不満をぶちまけたかったのだろう。tomoくんが言った。

「ああー!!!湿気で髪の毛がうねうねするー!!!」

知るか!!!!!!
そのうち「喉が渇いた」とか「うんこしたい」というようなことでキレ始めそうな勢いにいい加減うんざりして、
私は無視を決め込んでいた。

しかし、そんなtomoくんにも彼女がいるらしい。
古典的にも携帯の裏に貼ったプリクラを見せてもらった。サンキューに出てきそうなブスだ。
なるほど、四六時中ピロピロ携帯が鳴っていたのは、彼女からのLINEの通知だったらしい。
しかし本当に四六時中鳴っている。31アイスクリームで働いているらしいが、本当にちゃんと仕事しているのだろうか。
tomoくんがファミマに飲み物を買いに行っている間にもピロピロ。何をそんなに話すことがあるのか。
別段興味はなかったのだが、私はつい携帯の画面に表示されていた通知をチラッと見てしまった。

「早くともくんのちんぽしゃぶりたいwwwwww」

………………。
何が「wwwwww」なのかわからないが、tomoくんはしゃぶらせるのが好きなようである。
ファミマから帰ってきたtomoくんの顔を見て、
否応なくサンキューガールの頭を股間に押しつけて恍惚の表情を浮かべる姿を想像してしまう。
一瞬にして気分が悪くなった。まだ瀬戸内寂聴のセルフプレジャーを思い描く方がマシだ。

八王子営業所では案の定孤立しているtomoくんにも、何故か横浜支店に1人だけ仲のいい先輩社員がいた。
そう、休憩室で会う度に「嫌なことがあったら電話でも何でも相談してくれよ!」とむさ苦しく語りかけてくるあの男である…。

(続く)

----

※この物語はフィクションだったりノンフィクションだったり、脚色を含んでいたりいなかったりします。

1900
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ふぉるらじファミリー

Author:ふぉるらじファミリー
ライブドアねとらじで不定期に放送中のラジオ「ふぉるすたーらじお」の面々による共同ブログです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。